今日もお立ち寄り有難うございます。
CNN(中華人民共和国国営通信社)2020.3.12
>中国では過去数日にわたって新たに確認された感染者数が減少していたが、その傾向が覆って11日は微増に転じた。新規の症例数は9日の19例から10日には24例に増加。これは海外からの帰国者が原因とされ、複数の大陸で感染が急増する状況に対する対応の難しさを浮き彫りにした。
(中略)
中国と同様に、韓国でも過去数日は感染者数の伸びが鈍化する傾向にあり、状況が落ち着き始めているとの希望的観測も出ていた。(中略)
米国でも症例数が1000例を突破し、緊急事態を宣言する州が相次いでいる。
欧州では、欧州連合(EU)の全加盟国で症例が確認された。イタリアは依然として全面封鎖状態にあり、医療機関などが対応に苦慮する状況が続く。ドイツやフランスでも感染者が急増している。
一方、新型コロナウイルスが発生した中国の湖北省は11日、企業などが徐々に活動を再開することを認め、一部公共機関で運行を再開すると発表した。湖北省内で新たに報告された感染者数は激減し、10日は14人のみだった。
この中国国営通信社のタイトルに注目してください。
「新型ウイルス、イタリアや日本で状況悪化」となっていますが、本文にはどこにも日本の状況が書かれていません。
つまり、全く根拠がないにもかかわらず、「タイトル」で「日本を汚染国」のように表しているのです。
しかも、なぜか「韓国も改善」しているかのように書いているのはどうみても何か裏があるように思います。
韓国は中国と「反日統一共同戦略」を組んでいますからね~。
中国大使館のHPでも
>「日本新型冠状病毒肺炎」
と書かれています。
これ、どう見ても「日本新型コロナウイルス肺炎」としか読み取れませんよね。
この事に対して日本の一部のメディアでは「デマだ」と中国政府を擁護していますが、中国語に詳しいユーチューバーさんが「デマではない」ことを証明してくださっています。
そして、「武漢では新たな感染者は激減し10日は14人のみだった」とされていますが、そもそも最初に発見された感染者はたった数人だったわけですよ。
現地の医師らが警鐘を鳴らしたものの、中国政府は封印、隠蔽をしたからあっという間に世界中に広がったわけです。
感染者が新たに14人出たということは、他にも隠れ感染者がいるということです。
なのに、早速工場を再開し、公共交通機関の運行を再開させるということは、「元の木阿弥」になるということではないでしょうか。
しかも、この文章では「中国が感染源」であったことを認めながらも、世界へ拡散させてしまった中国政府の対応の誤りを認めていません。
これはどういうことか…上記の中国国営通信社の記事の内容(中国の“魂胆”)を理解する興味深い新聞記事があります。
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産経新聞2020.3.6
【中国 責任回避の世論工作】
【新型コロナ「巨大な犠牲、世界は感謝を」】
>海外での感染拡大を受けて、習近平指導部は「中国責任論の拡大」への警戒も強めている。馬朝旭外務次官は5日の記者会見で、湖北省武漢市の封鎖措置など念頭に「中国の強力な行動が、世界の感染予防・制御のために時間を稼いだ」と強調。
「巨大な犠牲を払って全人類に貢献した」と自賛した。
中国政府の専門家チームトップ、鍾南山氏に至っては2月27日の記者会見で「感染は最初に中国で起きたが、必ずしも中国が発生源とはかぎらない」と発言。
これを受けて国内のネット上では「中国は発生源ではない」という飛躍した主張も多くみられるようになった。
中国側がこうした世論工作を展開しているのは、中国当局による情報統制や初動の遅れが感染拡大を招いたとする国内外の批判が、体制の動揺につながりかねないためだ。
国営新華社通信のサイトが4日掲載した文章は「新型ウイルスの発生源はおそらく他国だ。中国が謝る必要はない」と主張。
「中国は巨大な経済コストを支払った。世界は中国に感謝しなければならない」と言い放った。
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中国政府の専門家チームトップ、鍾南山氏は当初「人から人へは感染しない」と発表していた人物です。
鍾南山氏の言葉を受けてWHOも日本のメディアも「人から人へ感染しない」「インフルエンザよりも軽い」などと報道していたわけです。
>これを受けて国内のネット上では「中国は発生源ではない」という飛躍した主張も多くみられるようになった。
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これは「五毛党」という中国政府のプロパガンダを発信したり、国外のネット上で情報操作するインターネット集団が発信しているのではないでしょうか?
さらに、産経新聞の記事通りのことが続いています。
テレ朝 2020.3.13
「感染症は米軍が武漢に…」国民の不満そらす狙いか(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
>新しい情報ですが、中国外務省の報道官がツイッター上に今回のウイルスについて「感染源はアメリカ軍が武漢に持ち込んだ可能性がある」と書き込んで波紋が広がっています。
ちょっと耳を疑う話ですが、矛先を変え、くすぶる市民の不満をそらす手法です。
今、中国政府が狙うのは、これからは中国がウイルスから世界を救うというストーリーです。感染拡大で苦しむ国々に中国が、いわば「正義の味方」のように登場する作戦です。
早速、中国はイタリアなどに医療チームを派遣しています。中国は世界のリーダーだとアピールする狙いです。
中国政府も初動の遅れや情報の隠蔽が世界に感染を拡大させたという批判は分かっています。そうした批判をそらすためにも今後、さらに中国が世界を助けているという姿を強調していくことになりそうです。
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意外にも産経新聞とテレ朝が全く同じように、中国の魂胆を見抜いた報道をしています!
さて、中国の「新型コロナウイルスはアメリカ軍が持ち込んだ」 という主張には何の根拠もないのですが、これにはもう一つの狙いがあるように思います。
あり得ない根拠のない話ですよね。
それは「沖縄、尖閣諸島は中国の領土」と主張している中国にとって、「沖縄に駐留する在日アメリカ軍」の評判を悪くさせることにあるように思います。
中国は日本のテロ左翼を使って「在日米軍撤退」の運動をさせていますよね。
日本のテロ左翼が沖縄に集結してデモしても、なかなか進展しそうにない。
そこで、「米軍が新型コロナウイルスをばら撒いている」という噂話を広めて、沖縄住民の恐怖心を扇ぎ、「米軍基地反対闘争」に巻き込もうとする魂胆もあるのではないかと思います。
中国は、どんな状況でもそれを悪用して自分たちに都合の良いように話をすり替えていく特技を持っています。
これは天才的ともいえるでしょう。
しかし、米国も黙ってはいません。
米国は中国政府の魂胆を見抜いていますので…
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産経新聞2020.3.9
【「武漢コロナ」呼称広がる】
【米メディア 中国起源を明確化】
>中国の湖北省武漢市で発生し、全世界へと広がった新型コロナウイルスを「武漢コロナウイルス」と呼ぶ傾向が米国のメディアや専門家の間で広まってきた。
中国当局はこのウイルスを中国とつなげる呼称に強く反対しているが、米国では発生の起源を明確にするためには「武漢」の名称を入れることが適切だとする意見も出てきたわけだ。
(中略)
Coronavirus(コロナウイルス)とDisease(病気)という言葉の一部を取り、発生年次の2029年の数字をつけた名称で世界保健機関(WHO)が先導し、2月11日に発表した。
ところが米国では有力紙のウォールストリート・ジャーナル(2月28日付)が「欧州と中国との対立」と題する長文の記事で同コロナウイルスに対して「武漢コロナウイルス」という呼称だけを使い、COVID19という名称はまったく使わなかった。
一方、アジア安保問題の専門家デービッド・マックスウェル氏は米誌ワシントン・エグザミナ―の2月27日号に載せた「中国の政治闘争戦略がコロナウイルスで打撃を受ける」と題した論文を「wHOや中国当局が別の呼称を好んでいるが、武漢コロナウイルスは」と書き出し、発生源を明確にするためには「武漢コロナウイルス」と呼ぶことが重要だと強調した。
ブルームバーグ通信も2月27日の大型コラム記事で一貫して「武漢コロナウイルス」という呼称を使った。
ラジオでも全米公共放送(NPR)は2月はじめから「武漢コロナウイルスとは何か」という表現で特集や解説の番組を頻繁に放送。それらの番組の中でも「武漢コロナウイルス」という呼称が使われていた。
ワシントンの大手研究機関の「AEI」も2月から独自のウェブサイトに「武漢コロナウイルス」という見出しの特別サイトを開き、同研究所所属の専門家たちの分析や意見を多数、掲載してきたが、それらの中でも「武漢コロナウイルス」という呼称が圧倒的に多かった。
(中略)
ただし米国では今回の武漢発生のウイルスやその感染症を中国当局や日本のメディアの多くのように「肺炎」と呼ぶケースは皆無に近い。
「武漢」が発生源なのだから「武漢コロナウイルス」と呼んだ方がいいのかもしれません。「新型コロナウイルス」ですと、今後また新たに「コロナウイルス」が発生した場合はどう呼称していいのか困りますよね。
ただ、日本では「コロナ」という名称の「ガス機器販売会社」がありますよね。
ちょっと会社としては気分が良くないかも知れませんので、日本では「武漢肺炎」「武漢ウイルス」と呼んだ方がいいのかもね。
このほうが呼びやすいし、理解しやすいように思います。
WHOの提唱した呼称は、何がなんだか意味が分かりにくいし覚えにくいですよね。
中国政府が「日本肺炎」と日本に汚名を擦り付けていますので、日本人は「武漢肺炎」と言い続ける必要があります。
最後までお読みくださいまして有難うございます。
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