今日もお立ち寄り有難うございます。
中共肺炎の第二派が急拡大していますね。
梅雨の長雨の被害とセットで、日本にとって試練の年となりましたね。
日本が困難なことにぶち当たっている時には、必ず励ましのメッセージと義援金やら物資を送ってくれる国があります。
台湾です。
日本の裏切り(田中角栄は中国共産党と国交を結び、台湾を切り捨てました)に遭おうとも、決して日本に恨み言一つ言わずに、日に影に日本に寄り添ってくれた台湾。
その「日台の絆」を築いてくださっていたのが、台湾元総督・李登輝氏です。
7月30日、日台の星が天に召されました(合掌)。
産経新聞 2020.(令和2)7.31
【李登輝台湾元総統 死去】
産経新聞2020.7.31
【李登輝氏 戦後台湾の象徴】
【卓越した政治手腕で大改革】
【偉大な民主的指導者】
【習氏の野望拒んだ台湾人意識】【尖閣は日本のもの」と公言】
産経新聞2020.8.1
【信念と忍耐「理想の父親」】
産経新聞の李登輝氏への追悼記事はまだまだありますが、沢山あり過ぎて紹介しきれません。
ただ、「産経妙」に日本が中国に毒されていることが書かれていましたので、ご紹介させていただきます。
産経新聞2020.8.1(令和2年)8月1日
>台湾の李登輝元総統は日本にとって、「日台関係の礎を築いた」(安倍晋三首相)特別な存在だった。それとともに、中国と国内親中派の普段は目立たない策動を可視化する深照灯の役割も果たしていた。 李氏が退任後、来日しようとするたびに、彼らが慌てふためき大騒ぎするのである。
▼平成13年4月、心臓病治療目的で来日した際にもすったもんだがあった。当時の森喜朗首相が早くから李氏受け入れを決めていたにもかかわらず、外務省のチャイナスクール(中国語研修組)は日中関係悪化を恐れ来日阻止に動く。これに親中派が呼応し、巻き返しを図ったのだった。
▼このとき、マスコミは珍しく歩調をそろえ、李氏来日を人道的観点から認めるべきだと社説で主張した。 親中派の福田康夫官房長官が中国の反発を危惧し、定例記者会見で述べた捨てゼリフが忘れられない。「何かあったら皆さん方新聞のせいですからね」
▼翌14年には慶応大の学生サークルが学園際での李氏講演を計画したものの、中止になる事件が起きた。李氏は快諾していたが、外務省は査証(ビザ)発給を拒み、大学側も講演中止を促した。 中国に忖度するあまり、「私人」の来日も許さないという過剰反応である。
▼抄子は当時、自民党の中川昭一組織本部長の部屋に小泉純一郎内閣の官房副長官だった安倍首相ら李氏来日推進派と慶大の学生らが集まり、その場で李氏に電話して現状を説明するのを目撃している。ちょっとした政局の雰囲気が漂っていた
▼当初、首相官邸は「断る理由がない」とビザ発給の方針だった。それが、誰の「鶴の一声」でひっくり返ったのかいまだに判然としない。
日本の各界に、奥深く根を張る中国の怖さを垣間見た。
平成13年森内閣当時の「外務大臣は河野洋平」ですね。 財務大臣は、「天皇訪中を実現させた宮澤喜一(金竹小が中国に頼まれて首相にした)、内閣官房長官は中国の代弁者の福田康夫、沖縄及び北方担当大臣は中国のハニートラップにかかった橋本龍太郎。
もう、この内閣は中国共産党の包囲網にかかった内閣だったようですね。
「誰の『鶴の一声』でひっくり返ったのかいまだに判然としない」
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「村山談話」の発表の時も『謎の一声』で、各議員は騙し討ちに遭いましたね。
参考記事:怪しげな「村山談話」が、中韓の「恐喝外交」を促進させた - 姥桜
また、「天皇訪中」の際も、『謎の一声』で、中国の策略に嵌りましたね。
参考記事:天安門事件で、加害者の中共に救いの手を差し伸べた日本の政治家達 - 姥桜
日本の政界って、中国発信の『謎の一声』で動く感じがしますね。
で、今回の「習近平の国賓」は誰の『一声』から始まったのでしょうか?
「日本の各界に、奥深く根を張る中国の怖さを垣間見た」
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米国、オーストラリアにも『目に見えぬ侵略 Silent invasion』があったくらいですから、日本なんかは「赤子の手を捻る」感じですかね。
戦後は、中国の操り人形となって主権国家を捨てた日本ですが…
戦前の大日本帝国は中国人も憧れるほどの毅然とした主権国家でした。
アメリカ人ジャーナリストの書いた本ですが、現在の日本が捨て去ったものがどれほど大切なものかを思い知らされる内容です。
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【暗黒大陸 中国の真実】
ラルフ・タウンゼント著
>●軍艦を盾に賠償金を取った田村総領事
危うく「閘北の戦い」が福州でも起きそうになった。1932年の4月まで私は上海勤務だったので、事件当時私は福州にいなかったが、現地に出向いた時、事件を誰もが鮮やかに覚えており、詳細を知ることができた。
ことの顛末はこうである。中国全土と同じで、福州でも収奪目的の学生秘密結社がいくつも存在していて日本人も被害に遭っていた。
ある日本人教師夫妻が標的にされ「殺す」と脅されていた。脅された教師には何も咎もなかった。 ただ、家が中国人の家の近くにあり、警備が十分でないのでカモにされたのである。 日本人子女の先生だから、中国人と接触し挑発することはない。
日本総領時は、ばかばかしいことではあるが、主権国家に対する礼儀を重んじ、福州当局やら警察やらに状況を説明し、警備を要請した。日本側でできるのではあるが、そうすると主権国家間の慣行に反すると判断したのである。
要請を受けた中国側は教師宅の前に中国兵を配備した。この中国兵は、数日間は交代で24時間警備に当たった。
ところがある夜、何の前触れもなく、消えた。 説明も何もなく突然いなくなったのである。 策を講じるまもなく、夫妻は襲われ、殺されてしまった。
信頼させておいて寝首を掻く中国の軍隊、警察のいつものやり口である。当局が秘密結社と組み、殺害させたのではないとしても、ぐるになって襲撃の時に警備を引き上げさせたとしか思えない。
日本人の怒りは頂点に達した。田村総領事は中国当局役人を呼び、こう述べた。
「非難するつもりはないが、双方の同意に基づいた警備に落ち度があったから今回の事件が起きたのである。この重大な過失に対し、ご遺族に5万ドル賠償願いたい」。
対する中国側は言を左右してまともな返事をしない。業を煮やした田村総領事が、「よろしい。これ以上申し上げることはない。後はそちらのご判断しだいである。一言申し添えるが、当方はすでにことの詳細を海軍に打電し、軍艦数隻がこちらに向かっている。おわかりかな。熟慮のほど、重ねてお願い申し上げる」と席を立とうとすると、中国側は「艦砲射撃を食らっては職も失う」と思ったのか、「局に持ち帰って相談してみます」と持ちかけた。
「5万ドル耳を揃えて持ってくるまでは面会無用」と席を立った。徹夜で相談した中国側は、明け方になってようやく5万ドルを現金で持ってきた。直後、日本の軍艦が到着した。艦長たちは事が収まったと聞いてがっかりしたに違いない。
これは第一次上海事変の1月前のことであった。
●日本領台湾に憧れる中国人の行列
中国人には田村式が一番である。 私は実際、田村氏が中国人と対応している場面をこの目で見ているが、実に丁寧である。 公平であり信念の人である。中国人に対してもこれは変わらない。
愉快なことに、あの件があってから福州では日本人に対する態度が一変した。
日本人殺害はもちろん、あらゆる反日行動がぴたっと止んだ。
日本人は最高の扱いを受け、最も尊敬される外国人となった。アメリカ領事は軟弱政策ゆえに、反米運動の対処に忙殺されている。イギリスも似たりよったりだ。
日本領事はどうだ。「いつでも軍艦を呼ぶぞ」という毅然とした田村総領事のおかげで、自国民を保護し、全世界の在中国領事が束にかかっても叶わない、いやその十倍の成果を上げている。
毎日、私は昼食のため、日本領事館の前を通ったが「門前市をなす」である。
台湾行きのヴィザ取得のためである。台湾は日本領である。
中国で働いても働いても、同じ中国人に搾り取られるが、台湾に行けばそんなこともなくなるからである。
福州事件は中国全土で起きている。現実的政策に裏打ちされた断固たる態度でしか事件は解決できない。中国人にはそれ以外考えられないし、そういう人を尊敬する。
ちゃんと証拠がある。しばらくして田村氏はシンガポール総領事に転任となり、送別会が設けられた。中国人役人にも尊敬され、好感を持たれていたのである。稀に見る賛辞が寄せられた。市民から田村氏を讃えた。数ある領事の中で一番の人気者であった。
田村氏が教師夫妻殺害事件を毅然とした態度で解決して以来、福州在住日本人3000人は何ら危害を加えられることなく、略奪されることなく、平穏に暮らすことができた。
中国人だってその気になれば、日本人であろうと誰であろうと、危害を加えることを止めることができるということである。
さて、現在の日本はどうでしょうか?
巷では中国大好きな左翼が「平和、人権、反戦争」などと騒いでいますが、中国側の挑発、反日行動は収まるどころか、ますます激化しています。
戦前、中国人が憧れた日本領台湾…自由、平等の日本領台湾。
戦後、日本が台湾を去った後にも台湾は中国に対して毅然とした態度で自由、平等、人権、平和を守り貫いています。
ここまで台湾を引っ張ってきたのは、日本統治時代に生きてきた「李登輝」氏だったのです。
私はこの本に出てくる「田村総領事」と「李登輝元総督」が重なって見えます。
李登輝氏の死で、あらためて指導者には「毅然」という態度が必要なのだと思わされました。
ヘコへコして、相手に振りまわされる指導者は誰からも信頼されませんね。
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