中韓が日本の原発処理水に嫌がらせをする理由:戦前の偽「田中上奏文」に見る情報戦③

今日もお立ち寄り有難うございます。

 

チンピラ国家・韓国の福島原発処理水への嫌がらせが異常ですね。

参考記事:福島の風評被害を拡散する「親中親北野党」と偽環境団体「グリーンピースジャパン」 - 姥桜

 

ヤクザ国家・中国の福島原発処理水への嫌がらせも常軌を逸しています。

 

産経新聞令和3年(2021)4月29日

【中国、浮世絵で処理水揶揄】

【茂木外相「あってはならぬ」】

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茂木敏充外相は28日の衆院外務委員会で、葛飾北斎の浮世絵「富嶽十六景 神奈川沖波裏」をモチーフに、東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する日本政府の方針を揶揄するような画像をツイッターで投稿した中国外務省の趙立堅報道官について「心ない書き込みはあってはならない」と批判した。

 

 外務省の吉田朋之外務報道官も同日の記者会見で「科学的根拠に基づかず、一方的かつ感情的にあおる内容で極めて遺憾だ。世界に冠たる大国である中国のしかるべき立場にある方として、国際社会がどう見るかと思う」と指摘した。

 

 中国外務省の趙立堅報道官は28日の記者会見で、自身のツイッター投稿について「正当な民意と正義の声を反映している。日本政府は誤った決定を撤回して謝るべきだ」と正当化した。

日本の外務省の抗議や削除の要請には応じない姿勢を示した形だ。

 

 

そういえば、2020年11月に中国の趙立堅報道官は「オーストラリアのエリート兵がアフガニスタンで10代の子供2人をナイフで殺害した」「オーストラリア兵によるアフガニスタンでの市民や捕虜殺害の事実にショックを受けている。こうした行為を強く非難し、責任を取るよう求めていく」というフェイクニュースをツイートしていましたね。

 

オーストラリア、「不快な」フェイク写真めぐり中国に謝罪要求 - BBCニュース

 

モリソン首相は当に不快で非常に攻撃的で、全く憤慨している」「中国政府はこの投稿に関して恥を知るべきだ。国際社会における中国の権威を低めるものだ」「これは偽の画像であり、オーストラリア軍に対するひどい中傷だ

と憤慨しておられましたね。

 

今回、オーストラリアと準同盟関係である日本も中国の非常識な嫌がらせを受けているわけですが…

 

私は、今回の日本への福島原発処理水への中韓の嫌がらせの理由は「気候変動利権」をめぐってのことだと思っています。

そもそも中国と韓国は「反日統一共同戦線戦略」というものを結んでいますので、日本攻撃への内容は同じもので統一されているんですが…

 

中国も韓国も原発を持っている以上、どうしても「処理水」を海に放水する必要が出てくるはずですね。しかも中韓は日本の何倍も濃い排水をしているわけです。

それなのに…なぜ、日本だけを攻撃するの?と思いますよね。

 

しかも、今回は北朝鮮までもが、日本の処理水批判に参加しているんですよ。

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産経新聞令和3年(2021)4月27日

【北、日本に処理水放出の撤回要請】

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北朝鮮外務省の日本研究所のチャ・ヘギョン研究員は26日、日本政府による東京電力福島第1原発処理水の海洋放出決定の即時撤回を求めた。

以下略

 

なぜ北朝鮮が?と思われるかと思いますが…

今、北朝鮮は瀕死状態にあり、中国に媚びて食糧を恵んでもらわないといけない状態なんですね。

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産経新聞 令和3年(2021)4月29日

北 交易再開 経済苦境 露外交官も脱出】

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新型コロナウイルスの世界的流行を受け、昨年から国境を閉ざし続けてきた北朝鮮が、中国との間で貨物船を往来させるなど、交易の本格的再開に向けた動きを見せている。背景には、首都平壌に駐在する各国外交官らが生活必需品さえ入手できず、次々と脱出するほどの経済的苦境がある。

(中略)

4月には「苦難の行軍を決心した」と表明した。苦難の行軍とは、大量の餓死者が出た1990年代後半のスローガンで、体制引き締めで苦境脱却を狙ったものだ。

(中略)

国境封鎖に加え、国際社会の制裁で資材や機器を輸入できない影響があるとみられている。

以下略

 

飢餓は、崩壊するしかないですね。

とりあえず、今の北朝鮮は中国にすり寄るしか生きる道はなさそうです。

 

しかし、ただで北朝鮮を助ける中国ではないですね。

何かしら”貢献”をしなくてはね。

そこで今、北が出来ることは…「日本への福島原発処理水批判」ですね。

 

 

中国が日本の処理水批判をするには、中国の「気候変動利権」を独占したいという思惑があるんだと思います。

世界が「脱炭素」に向かうということは…少なくとも現在は「原子力発電」を推進するしかないですね。

 

前回の記事にも書きましたが、中国は2015年11月のビル・ゲイツとの対談で「中国は世界各国と手を携えて協力し、総合的な政策を講じ、気候変動の試練に共同で対処することを望んでいる。原発を含むクリーンエネルギーの発展は重要なルートだ「(略)中国原子力産業の水準を高めることを支持する。同時に中米が第三国市場原子力協力を展開し、世界の持続可能な開発に貢献することを助力する」と述べているんですよ。

 

参考記事:なぜ、ビル・ゲイツが「気候サミット」に登壇した?② - 姥桜

 

要するに、中国は日本の原発を衰退させて日本の経済衰退をさせるために、日本の福島原発処理水に対して難癖をつけているんですね。

 

中国は、戦前からこのように対象国にダメージを与えるために、先ず「フェイクニュース」を垂れ流して、対象国が孤立するように仕向けます。

 

先の大戦に日本が負けた理由も、中国(当時は蒋介石率いる国民党)の情報戦が理由でした。今回は「気候変動利権戦争」ともいえる経済戦争に日本は巻き込まれていることに気づかなければなりませんね。

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クレムリンリゾット】

北野 幸伯著

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>(前略)

 さて、情報戦。

 ここまで、日本が第二次世界大戦で負けた遠因は、なんと1905年までさかのぼるという話をしました。

 

 次に中国の話をしましょう。

 既述のように、日本が中国に負けたのは、中国がアメリカ、イギリス、ソ連から支援を受けて日本と戦っていたから。

 なぜ、そんなことになったのか?

 実は、日本が中国に「情報戦で負けた」ことが、大きな理由なのです。

 

田中上奏文」をご存じでしょうか?

 外国では「田中メモリアル」として知られています。

 1927年、当時の田中義一首相が、天皇陛下世界征服計画』を提出した」というのです。

 よく知られた一節。

 

 〈シナを征服せんと欲せば、先ず満蒙を征せざるべからず。

  世界を征服せんと欲せば、必ずシナを征服せざるべからず。〉

 

 つまり、日本が世界を征服するためには、

 ① 満州および内蒙古を征服する

 ② 次に中国を征服する

 ③ そして世界を征服する

 

 まことにバカバカしい「偽書」なのですが、これを中国は1929年ごろから組織的に全世界にばら撒いていった(まさにプロパガンダですね)。

 だれがこの文章をつくったのか、いまだに真相は謎ですが、中国はこれをフル活用しました。

 英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、中国語に翻訳され、全世界に流布していきます。

 しかし、どう見ても「偽書」なので、当時の日本外務省は抗議。

 その結果、中国国民党政府も「田中上奏文」が「偽書」であることを認め、1930年4月、機関紙「中央日報」に、そのことを掲載しました。

 

 つまり、中国も「上奏文」は「ウソである」ことを知っていたのです。

 しかし、その後の日本は、あたかもこの「上奏文」に沿っているかのような行動をとります。

 そう、1932年に「満州国」を建国した。

 国際連盟は、「満州国ってどうよ?」ということで、イギリス人リットンさんを団長とする調査団を派遣します。

 リットン調査団は報告書を作成。

 そして、1932年11月、「満州国問題」を検討する「国際連盟理事会」が開かれのです。

 そこで、中国側の代表は、最初から、すでに「偽書」と認定されている「田中メモリアル」の有名な一文を読み上げました。

 

 〈シナを征服せんと欲せば、先ず満蒙を征せざるべからず。世界を征服せんと欲せば、

ば、必ず先ずシナを征服せざるべからず。〉

 

 「みなさん、これ(満州国建国)は日本の「世界征服計画」のはじまりです。

 日本は、この計画に従い、まず満州を征服した。

 そして、次中国全土の征服』を目指すことでありましょう。

 その次は、いよいよ『世界征服』です。

 いまここで日本をとめなければ、あなたの国も必ず日本の支配下に入ることでありましょう!」

 

 この会話部分は私の想像ですが、中国の代表が、例の「田中メモリアル」を引用し、「これは日本の世界征服のはじまりだ!」とプロパガンダしたことは事実です。

 これに対し、日本の松岡洋右・全権特任大使は、会場内でたった一人、全世界を敵に回しながら、堂々とした態度で反論します。

 

 「田中上奏文などというものは存在しない。

  それがホンモノであるというのなら、中国は証拠を提示せよ!」

 

 これに対して、中国代表は、

 「田中メモリアルの原本など、日本の皇室関係者でもなければ、入手できない。 だから、そんなものは提示できない。 しかし、証拠はある。 日本がいまやっていることは、田中メモリアルに書いてあるそのとおりではないか? 証拠はないが、あんたたちがやっていることこそ、田中メモリアルが真実である証拠だ!」

 

以下略

 

 

現在の中国政府みたいですね。「あ~言えば、こう言う」。

でも、私だったら「日本の皇室関係者でもなければ入手できないというのに、なぜ、あなた方がそのコピーを入手できたのですか?どういうルートで入手したのですか?」

とさらに突っ込んでいたかもね。

 

そもそも、「満蒙」「中国大陸」を狙っていたのは、旧ソ連だったのです。

満州国建国」は、ソ連の後押しを得た孫文蒋介石の義兄)によって倒された「清朝の皇帝(愛新覚羅)」に頼まれて日本が建国したものです。

私は、「田中上奏文」はおそらく、スターリンが当時国民党(当時、国民党もソ連支配下にあった)にいた周恩来(日本、フランスなどに留学していたインテリで、スターリンの僕で地下活動の天才、暗殺、虐殺の指揮者、若い人間の脳みそが大好物だった)にでも書かせた偽書ではなかろうかと思います。

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※中国語版ですが、PCの場合は画面下をクリックして「字幕(歯車の横の四角の形)→自動翻訳→日本語」をチェックして見てください。

スマホの場合は、字幕に自動翻訳が出ないみたいです。申し訳ございません<(_ _)>

 

※因みに、周恩来が指揮した「萬(万)人抗事件」は、現在では日本軍がしたことにされています。南京大虐殺にしろ…すべて自分たちがした大虐殺を、すべて日本軍のせいにしています。

 

参考記事:中国の殺し屋工作員:周恩来を礼賛する異常な人々 - 姥桜

参考記事:張作霖爆殺事件』の不都合な真実 - 姥桜

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※張学良は、張作霖の息子で、「国民党」に所属。しかも、蒋介石に内緒でスターリンと手を組み「日中戦争」を蒋介石に迫った人物(西安事件)。

張作霖爆殺事件」もソ連が中国人を使ってしたことですが、日本軍が爆殺したことにされています。

 

当時の新聞を読むと、「ソ連が中国に反日を扇動していた」ことが書かれていますし、「度々、満州国にもソ連の嫌がらせがあった」ことも書かれています。

 

日本はここからどんどん孤立していくんですね。

世界中で日本人が虐められるようになるんです。

当時の新聞を読むと、本当に胸が痛くなります。

 

現在も、日本共産党が「日本は満州を侵略した、中国を侵略した」「あの大戦は日本の侵略戦争だった」と宣伝しています。

 

参考記事:国民党(支那)軍が行った“三光”“毒ガス”を日本軍に擦り付ける日本共産党 - 姥桜

 参考記事:志位和夫「日本帝国主義の侵略戦争と植民地支配によって、2000万人のアジアの人々が犠牲になった」? - 姥桜

 

つまり、日本共産党は今でも「旧ソ連中国共産党プロパガンダ田中上奏文)」を利用して日本政府を追求しているわけです。

 

話がどんどん飛んでいきますね…すみません<m(__)m>

つまり、私が言いたいのは、中国共産党は過去の成功(国民党の作戦だが)にちなんで、「情報戦」を展開しているということです。

 

過去にはまだまだ、日本叩きのためのフェイクニュースが世界にばら撒かれています。

 

今度こそ、中国の卑怯な偽情報に対抗すべきで、ちゃんと反論をしていくべきですし、日本側も中国政府の都合の悪い真実をどんどん発信していった方が良いと思います。

 

この写真も中国によるプロパガンダ写真

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今回の中国の「福島原発処理水叩き」は、日本の原発を潰そうという企みであり、「情報戦」の一環だと思います。

 

長文になりましたが、最後までお読みくださいまして有難うございます。

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