知の巨人(立花隆)は日本共産党からの激しい嫌がらせにも耐えた

今日もお立ち寄り有難うございます。

 

真実を追求するあまり、あらゆる方面からの圧力と中傷が絶えなかったジャーナリストでした。

普通の人なら、とっくに潰されていたと思います。

しかし、立花氏は自分の信念を貫いてきました。

この方こそ真のジャーナリストではなかろうかと思います。

 

産経新聞 令和3年(2021)6月24日

【産経妙】

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>米紙ワシントン・ポストウォーターゲート事件報道により、ニクソン米大統領が辞任に追い込まれたのは、1974(昭和49)年8月である。ニュースに触発された月刊『文芸春秋』編集部から、「田中角栄研究」の企画が持ちかけられた

 

 ▼しぶしぶ引き受けた立花隆さんだが、まもなく他の仕事をすべて断ってのめり込む。20人の取材チームを率いて、当時の田中首相に関するあらゆるデーターを集めた。積み上げると5㍍にも達する資料を今度は徹底的に分析する。締め切り日が近づくと全員が徹夜態勢に入った

 

 ▼田中氏の金脈と人脈の実態を暴いたリポートが11月号に掲載されると、世の中は騒然となる。田中氏の退陣のきっかけを作った立花さんの名前はたちまち知れ渡った。この時、ロッキード事件で逮捕された後も闇将軍として政界を支配した田中氏との戦いが、長く続くとは夢にも思っていない

 

 ▼後に振り返って、費やした膨大なエネルギーを他の仕事に振り向けていたら、との思いも強かったという。それでも、『日本共産党の研究』『宇宙からの帰還』『脳死』『天皇と東大』…。著作の題名を挙げただけでも、仕事の領域がいかに広大であったのかがうかがえる

 

 ▼まさに「知の巨人」の呼称がふさわしい立花さんの頭の中はどうなっているのか。常々知りたいと思っていたら、立花さんの脳のMRI写真が載っている本を見つけた。形やサイズは普通だが、やはり機能の面では非常に優れていた

 

 ▼昨日、立花さんの死亡を朝刊で唯一伝えた毎日の記事には、日付も年齢も入っていなかった。締め切り間際に事実だけ飛び込んできたようだ。4月30日に80歳で亡くなってから、50日以上も公表されなかった理由はなんだろう。

 

 

田中角栄の後ろ盾には、日本のマスコミを手玉にとっている中国共産党がいましたからね。

日中国交正常化」を果たすために「田中政権」を作った中国共産党がバックに付いているわけですから…その田中角栄を葬り去るような記事を書いた立花氏は闇将軍(田中角栄)だけではなく、中国共産党にとっても邪魔な存在だったわけですよ。

実際、田中角栄ロッキード事件で有罪となった時…

    ⇓

田中角栄 破れたり

陣内 建著

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>月に一、二回は選挙区に帰った。全盛期なら選挙期間中でさえ、選挙区に入ることはまずなかった田中が、である。田中の選挙組織である越山会支部の大会などに、こまめに出席した。(中略)その辺の陣笠代議士とさして変わらない日々を送っていたあのである。

 ただ、陣笠と決定的に違ったのは、ときたま、外国の大物政治家が目白台の私邸を訪れることであった。

 

 予備選告示直前の五十三年十月二十四日、時の人であった中国の鄧小平首相が“古い友人”として田中を訪問した。これが“目白外交”の始まりである。この訪問の際、すでに中国での実力ナンバー・ワンとみられていた鄧小平は、

 「私は元首相訪中(昭和四十七年)のころ、(追放されて)北京の郊外にいたものでお会いできず残念でした」

 と語って、田中を暗に勇気づけたという。田中周辺がこの鄧の言葉を復権への激励と受け取ったことは言うまでもない。翌五十四年四月には、故周恩来・中国首相の未亡人、鄧頴超女史、キッシンジャー前米国務長官などが訪問している。

 

 週刊誌ジャーナリズムの逆説的な田中復権幇助と違って、この“目白外交”は、国民にストレートに復権を印象づける役割をはたしたといえよう。

以下略

 

 

当時の日本人は「外国の実力者と親交のある田中角栄」を真の実力者と勘違いしたのでしょうね。でも、実は陰で田中角栄を操っていたのは「中国共産党」であり、中共にトラップされた米国のキッシンジャーだったりしたわけですよ。

 

立花隆氏は、田中陣営との戦いというより、中国共産党との戦いを続けていたのかもしれませんね。

最近はなぜか、「台湾を捨てて中国共産党と国交を結んだ」田中角栄金権政治の生みの親」の田中角栄を美化・英雄視する本などが出てきていますが…これも中国共産党が裏で糸を引いているのでは?と疑いたくなります。

 

日本解放第二期工作要綱

 

さて、立花隆氏は『日本共産党の研究 上・下』という著作本もあります。

この本を世に出した際にも、立花氏は日本共産党から激しい“嫌がらせ”を受けています。

      ⇓

日本共産党の研究 上】

立花隆 著

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>(前略)

 七六年衆院選、七七参院選と二度にわたる国政選挙で地すべり的大敗北を喫し、「七〇年代のそう遅くない時期に民主連合政権を樹立する」と十一回党大会(1970年)での豪語はいまやまったくの夢物語と化してしまった。

 (中略)

 また、この論文は、発表当初から共産党側のほとんど狂気じみた激しい中傷攻勢をあびせかけられた。それに対する反論も適宜、注の形で行っているが、はじめに、総括的に次のことだけは述べておきたい。

 共産党が怒り狂っているのは、もっぱら「リンチ共産党事件」にあるようだ。これについては、共産党はまともな反論もできないので、論旨の意図的曲解をもとに、ありとあらゆる中傷をならべたて、著者とこの論文をおとしめるためのキャンペーンを続けてきた。

 共産党がもっぱら力を入れて論じている、治安維持法の悪法ぶり、特高の弾圧の無法さについては、それがこの問題を考える大前提であることは論はまたない。

 問題はむしろ、リンチ事件にふれるなど戦前の党活動を批判しようとする人間は、すべて、治安維持法の復活と特高の再生を願っている人間であるかのように共産党が決めつけ、論点をすりかえようとするところにある。

 

 共産党は、「反共デマ宣伝」に反論する形で、反「反共」デマ宣伝に熱中している。まず、「反共」という薄汚れたイメージのレッテルを相手に貼りつけてしまうと、あとは相手をまともな議論の相手とは見ず、ひたすら、罵詈讒謗(ばり ざんぼう)、誹謗中傷のたぐいをウンザリするほど浴びせかけてくる。

 これが共産党のいつもの議論の仕方である。「反共」と同じようなレッテルとして、反党分子、裏切り者、トロツキスト、権力の手先等がある。共産党は、これらのレッテルを「いったん貼りつけた相手とは、生産的な議論はいっさい交わそうとはせず、相手を罵倒しつくすことに全精力をかたむける。

 以下略

 

 

日本共産党に限らず、社民党などの共産主義者社会主義者)などは、まっとうな反論ができないものだから、とにかく「レッテル貼り」で相手を罵倒します。

安倍前首相などは、「日米安保」を確立させた岸元首相(反共)のお孫さんということもあり、共産主義者の標的とレッテルを貼られて誹謗中傷の的になりましたね。

 

参考記事:悪質なキャプション「ヒトラー安倍による恐怖政治」? - 姥桜

 

もっとも、安倍前首相は中国共産党北朝鮮からも警戒されていたので、日本の左界隈も中共や北の操り人形ですから、そりゃあ必死ですわー。

安倍首相を「ヒトラー」と同列にしたり、「安倍政治 許さない」という看板を作られたり…これも、みな共産主義者がまともな反論が出来ない証拠なんですね。

左界隈の人たちは、共産主義がどこからどのようにして生まれ、どのようなジェノサイドが行われてきたかを知らないし、共産主義のどこが人類にとって有益なのかを説明できないものだから、ひたすら「資本主義反対」「反共は許さない」「平和、人権、平等」ととりあえず口当たりの良い単語を羅列して活動しています。

 

そんな日本共産党ですが、一旦は消えかかった「民主(共産)連合政府」をいまだに諦めていませんよね。

今度は旧社会党立憲民主党におんぶされる形で「民主(共産)連合政府樹立」を夢見ています。

 

参考記事:日本共産党の「おそろしい公約」 - 姥桜

 

因みに、立花氏は特高を批判していますが、当時の特高は欧米がまだ気が付いていない旧ソ連コミンテルンの怖ろしさを知っていたし、コミンテルンが日本の皇室(日本の国体)を破壊させる工作を仕掛けていたことを知っていました。

そして、「ゾルゲ事件」は特高がなければ暴かれなかったことで、GHQのウィロビー将軍は日本の特高の有能さを絶賛しています。

 

また、特高に目を付けられた日本共産党の悪質な犯罪の数々は、どこの国であっても許されるものではないし、監獄に入れられて当然のことをしていたのです。

いえ、日本共産党は外国勢力の手先となって、強盗、殺人、騒擾事件…数々の犯罪を重ねてきたのだから死刑になっても当然のことなのです。

それが大戦中に監獄でノウノウと生きて出られたのですから甘いですよ。

 

戦後も、日本共産党はテロ活動を続けていますので、皆様くれぐれも日本共産党の嘘と甘言に騙されないようにしてくださいませ。

 

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立花隆氏のご冥福を心よりお祈り申しあげます。
 

 

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