原爆の日に思うこと(続)

 今日もお立ち寄り有難うございます。

 

 明日の8月9日は長崎に原爆が落とされた日です。

広島と違って、長崎はあまり話題に上りませんね。

しかし、長崎の被害も広島同様に悲惨なものでした。

政治的なものが働いて、長崎に原爆が落とされたことはまるでなかったような静けさです。本当に腹立たしい限りです。

 

今日は、先日の「必要なかった原爆投下」の続きを書かせて頂きます。

GHQ 知られざる諜報戦』C.A.ウィロビー著

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  8月9日、第二の原子爆弾長崎市を破壊させ、同市をつつんだホコリと破壊物の煙は5万フィート(1万5000メートル)の上空にまで広がり、それは175マイル(280キロ)以上の周辺からも見えた。 長崎が第二の爆撃目標に選ばれたのは、単なる天候条件のせいにすぎなかった。 本来の目標は小倉(北九州市)であった。 

 ところがその日の小倉は雲が多く、目視爆撃ができないでサイコロを転がすよりももっと簡単に、地獄絵図の中に投げ込まれたのである。

 

 軍事物資が底をつき、輸送路が遮断され、国民や都市がこの新たな殺人兵器に脅えだすと、日本政府は米英がドイツのポツダムから発した最後通告を急いで受け入れた。 

 それにしてもなんとバカげたことだろう。日本が弱体化していることが完全に暴露されていた以上、原爆を使用する正当性はなかったのである。

 

 それに、ある一国家がそれまで知られていなかった武器や絶対的威力を秘めた軍事技術を占有するといったことは、軍事史上稀なことである。

 もしトルーマン大統領が原爆を秘密にしつづけていたならば、今日における米国の政治的かつ軍事的立場は難攻不落なものになっていたことだろう。 秘密を時期尚早にさらした結果、ソ連は原爆へのスパイ行為をいっそう強化したのである。

 

 実際、マッカーサーは原爆投下を要求しなかった。 元帥は原爆が投下されるほんの数日前まで、この原爆が存在していることすら知らなかった。 マッカーサーは原爆投下やソ連の太平洋戦争への参戦を考慮に入れずに、その作戦計画を推進していたのだった。

 

 原爆投下自体については、すでに多くが語られているのでここでは触れず、1943年以来、ロスアラモス国立研究所の所長として原子爆弾開発の「マンハッタン計画」を主導したジュリアス・ロバート・オッペンハイマー裁判について、若干、記すにとどめようと思う。

 

 1953年11月7日、FBI長官フーバーは上下両院合同原子力委員会事務局長であるウィリアム・ボーデンから、「オッペンハイマーソ連のスパイであったし、いまもそうである」という訴状を受け取る。 そして12月3日、ホワイトハウスアイゼンハワー大統領、ウィルソン国防長官、ストローズAEC(アメリ原子力委員会)委員長らの会談の結果、オッペンハイマーの雇用停止が決定された。

 翌1954年4月12日から4週間にわたってオッペンハイマーに対する尋問が行われた。 次に引用する尋問者ロージャ・ロップは、AEC人事保安委員会顧問である。

 

オッペンハイマー「私たちは原爆を見境なく使ってしまったのです。」

ロップ「博士が自分で選んだ目標に対する原爆の投下によって、数千もの犠牲者が出ることは十分知っていたはずでしょう?」

オッペンハイマー「あれほど犠牲者が出るとは思っていなかった。」

ロップ「それで、精神的悩みを抱いたわけ?」

オッペンハイマー「たいへんな悩みでした。」

ロップ「でも、広島に対する爆撃は大成功だったとおっしゃっていませんでしたか?」

オッペンハイマー「技術的には大成功です。」

ロップ「その精神的悩みのせいで広島爆撃に反対したのですか?」

オッペンハイマー「私は、私のなすべき仕事をしただけです。ロスアラモスにおける私の立場上、政治的判断を下すのは許されていなかったのです。私は、技術的に可能でありさえすれば、どんな爆弾の製造であれ、やれと命令されたことはなんでもやったでしょうね。」

 

 このオッペンハイマーという男はなんとも幸せな男だ。原爆を製造し、「マンハッタン計画」に参加していながら、鼻持ちならぬ人道主義をふりかざしていられるのだから。 もし彼が軍人だったら間違いなく即刻クビだ。 敵と向かい合って銃を撃ち合いながら、悩みがどうのこうのといわれたのではたまったものではない。

 ソ連のスパイだったかどうかは私にはいえないが、6月29日にオッペンハイマーの追放を発表することになったのは当然のことだろう。

 軍人として、私はマッカーサーの言葉を再びくり返しておく。

「迅速な勝利にまさるものはなし」

 

何度も言います。

原爆投下は必要なかった」のです。

為政者たちによって、私達日本人は“モルモット”として扱われていたことは間違いないでしょう。

 

さて、現在、日本の左巻マスメディアや左巻野党(特に日本共産党)はこぞって「日本政府は“核兵器廃絶”に反対の立場を示した」とまるで安倍政権が人道的に劣っていると言わんばかりの論調です。

 

その前に、なぜ、日本の安全保障を語ろうとしないのか?

北朝鮮が核を日本に向けている脅威、中国が東シナ海を脅かし、沖縄を乗っ取ろうと何度も領海侵犯を繰り返している最中に…どうして、日本にアメリカの核の傘から離れろと言うのでしょうか?

 

因みに日本共産党ソ連と中国の核実験は「自衛のための核」と擁護しています。

『日本共産党は「ソ連」と「中国」の核実験を支持していた』

それが、日本政府に向かっては、まるで自分たちが「人道主義」のようなフリをしています。 日本共産党の「脱原発」も嘘くさくて笑っちゃいますよね。

 

日本政府を責める前に…安倍政権を責める前に…なぜ、北朝鮮や中国の脅威を国民に伝えないのか? なぜ、友党国家の中国や北朝鮮に「核兵器を放棄しろ」といえないのでしょうか?

 

理由は簡単ですね。

まず、日本共産党は日本国民の生命と財産よりも、「共産革命」が目的の政党だからです。嘘みたいな本当の話で、いまだに「資本主義悪玉論」を説いている化石集団だからです。

だから、いまだに北朝鮮と中国の“味方”なのです。100年前と全く変わっていないんです。「伊藤律事件」からでもわかるように、日本共産党ソ連のスパイ:尾崎秀美を擁護しまくって、日本人が塗炭の苦しみを味わっている最中にも「敗戦革命」にもろ手をあげて喜んでいたのです。

 

そして、左系メディアなどは中国へ進出している企業(常に中国に監視され、脅され中国に媚びを売っている企業)がマスメディアのスポンサーなので、自ずと中国の都合のいいように報道されています。

 

今、日本がアメリカの核の傘から出て一番喜ぶのは…

中国、北朝鮮…そして完全に赤化した韓国です。

そして、一番得をするのは、ヤクザ国家の中国です。

北朝鮮と韓国はねぇ…何千年以上も前から元やら支那王朝の属邦で満足していた人たちなので、今、中国の属国になっても、なんの違和感もないと思います。

むしろ、その方がしっくりすると思います。

 

このことは、『朝鮮雑記』という本を読めば分かります。

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韓国人が中国人(漢民族)に頭が上がらない理由とは…

また機会がありましたら、その理由を書かせて頂きます。

 

最後までお読みくださいまして有難うございます。

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