今日もお立ち寄り有難うございます。
先ずは下の新聞記事には、「新鮮で豊富な野菜が積まれた青果店を習近平が視察している」写真があります。
私は、以前の記事で「武漢は外出禁止で共同購買」になっているので、一般の青果店は閉まっているはず」と書きました。
中国がシレッと「責任回避」の世論工作をしているが… - 姥桜
そして、今回のテレ朝の報道では、
外出制限解除→“森”になった? 湖北省の青果店(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
>外出制限が解除された中国・湖北省の青果店は、森のようになっていました。
これは、2ヵ月ぶりに自身の青果店を訪れた店主が撮影した映像です。タマネギやダイコンから芽が生え、数十センチまで伸びたものもあります。変わり果てた店の様子を目の当たりにした店主は「まるで森のようだ」と話した。以下略
日本のメディアも中国政府の発表を鵜呑みにしたまま報道していますが、後から「矛盾」が見えてきて、「ボロ」が次から次へと出てきますね。
今、日本のメディアでも中国政府の代理人となって「武漢は感染者がゼロになった」と報道したり、WHOのテドロス氏は…
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時事通信2020.3.21
武漢の回復は「世界に希望」 若者には自制求める WHO事務局長(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
>世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyeus)事務局長は20日、新型コロナウイルスの最初の中心地である中国・武漢(Wuhan)で初めて新たな感染者が確認されなかったことは、パンデミック(世界的な大流行)と闘う世界の国々に希望を与えると述べた。
以下略
しかし、この中国政府とWHOの言葉をそのまま信用できるのものでしょうか?
東京新聞2020.3.20
東京新聞:武漢の改善、欺瞞と医師が告発 習氏視察で隔離解除、検査停止:国際(TOKYO Web)
>新型コロナウイルス感染症の被害が最も深刻な中国湖北省武漢市で、10日に行われた習近平国家主席による視察に合わせ、症状の残る多数の患者が隔離を急きょ解除され、一部の感染検査も停止されたことが19日、分かった。隔離施設の医師が共同通信の取材に、武漢市の状況改善は欺瞞だと告発した。
医師は、習氏への配慮から対策成功アピールのため治療中の患者数を意図的に減らしていると指摘した。中国で現場の医師がこうした告発を行うのは異例。
中国政府は武漢で18日に新規感染者が0人になったと発表したが、医師は政府の集計は「信頼できない」と断言した。
中国政府とWHOと官製メディアの嘘に騙されないようにしないといけませんね。
さて、前回の記事の続きに入らせていただきます。
【中国に勝つ 日本の大戦略】
北野 幸伯著
>次に、日本の軍事同盟国アメリカを反日統一共同戦線に引き入れる件について。
これ、普通に考えれば、「アメリカが日本を捨てて、共産党の一党独裁国家中国と反日で共闘する?ありえないね!」と思えるでしょう?
第三章で詳述しますが、アメリカと中国は、一般に知られているより、はるかに深い関係にあります。
1970年代初めから91年まで、中国は、ソ連に対抗するため、アメリカと協力関係にあった。
そして、ソ連崩壊後も、米中関係は、日本人が思っているほど悪くないのです(※2017年当時)。
反日本で両国が同盟を組む可能性すら否定できません(現時点では意味わからないと思いますが、第三章を読めば、ご理解いただけるでしょう。
ここで問題になってくるのが、中国とアメリカを結び付ける「反日のロジック」です。
〈郭氏は、日本は近隣諸国との領土問題の先鋭化に意図的に対応し、第2次世界大戦の結果を認めないことを見せつけたと強調している。〉(同前)
〈日本に第2次世界大戦の結果を認めさせ、近隣諸国への領土要求を退ける必要性を認識させるために、この戦線には米国も引き入れねばならない。〉(同前)
ここで中国は、「日本が近隣諸国と領土問題で対立しているのは、日本が第2次世界大戦の結果を認めていないからだ」と主張しています。
日本と中ロ韓には「領土問題」が存在している。
(日本は、中国と領土問題があることを認めていません)
しかし、日本とアメリカに、領土問題は存在しない。
そのアメリカを「反日統一共同戦線」に引き入れるため、「領土問題」を「歴史問題」に転化させた。
しかし日本は、第2次大戦の結果を認めていない。
そして、日本の軍国主義が再び復活してきている。
だから、中国とアメリカは一体化して日本を叩きつぶさなければならない!」
こういう論調。
この主張、考えてみると大きな矛盾があります。
第一に、中国が尖閣の領有権を主張しはじめたのは、1970年代になってから。
つまり、「第二次大戦の結果」とはまったく関係がない。
第二に、アメリカと一緒に日本と戦ったのは中国共産党ではなく、蒋介石の中国国民党です。
しかし、中国は、「ウソも100回いえば本当になる」と考える国。
平気で、自信を持って、堂々と、ウソをホントと主張してきます。
ところで、この中国の提案、ロシア、韓国、アメリカはどう反応したでしょうか?
プーチン・ロシアは、中国の突飛な提案に飛びつくことはありませんでした。
しかし、この1年4カ月後、ある「歴史的大事件」(後述)が起こり、結局中国の方に接近していきます。
それでも、ロシアが国際社会で「反日プロパガンダをしている」という話は聞きません。
韓国は、喜んで「反日統一共同戦線」に参加しました。
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「平気で、自信を持って、堂々とウソをホントと主張する中国」…
今回の武漢肺炎についても、「平気で、自信を持って、堂々とウソをホントと主張している中国共産党。
日本では「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉があります。
中国は世界から「技術」を盗み、「情報」を盗み、「日本と台湾」の領土を盗もうと躍起になっています。
こんな非常時でも中国は毎日尖閣諸島に出没してきています。
産経新聞2020.3.22
一方、日本企業からマスクを没収し、在日中国人たちは組織的に日本のマスクを買い占めて、日本がマスク不足になるようにして、「中国人たちからのお礼」として韓国製や中国製のマスクを寄贈するという、「欺瞞の友好」を演じております。
日本人はこうした中国の本性に気づく時ではないでしょうか。
あっ、韓国も中国と「反日プロパガンダ同盟国」ですので、要注意ですよ。
長くなりましたので、次回に続けていきたいと思います。
最後までお読みくださいまして有難うございます。
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