天安門事件から32年:中共と利権議員に利用された「天皇訪中」

今日もお立ち寄り有難うございます。

 

さて、日本国内では相変わらず「中国擁護」の恥識人の方たちが跋扈していますが、彼らは中共が多くの人民を虐殺したことなど頭の隅にも置いていません。

現在進行形のウイグル人チベット人へのジェノサイドどころか、32年前に無辜の中国人学生が戦車でひき殺されようとも…です。

 

中共擁護の恥識人がどんなに美しい単語、心地良い言葉を並べ立てようとも「中共のジェノサイド」を無視する人間は、みんな偽善者で人権無視だということです。

 

産経新聞 令和3年(2021)6月4日

天安門事件32年】

【二重の国家犯罪を許すな】

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>中国の民主化を求める学生ら無辜の民を、人民解放軍無差別に殺傷した天安門事件から4日で32年となる。

(中略)

 1989年6月3日夜から4日未明にかけて、いったい何人の犠牲者が出たのか。当時、中国政府は死者「319人」と発表したが、数千人から1万人規模との見方がある。戦車が学生らをひき殺し、兵士が無差別発砲を繰り返したことは多くの市民が目撃している。

(中略)

中国共産党が犯した罪は一般市民の無差別殺傷だけではない。同党の権力の及ぶところでは、天安門事件はなかったことにされてきた。真相究明の動きを封じようと遺族や民主活動家らを拘束するなど、人権侵害は今も続いる。

(中略)

 日本が想起すべきは天安門事件後の対中外交失敗の教訓だ。事件をめぐって日本が「長期的、大局的観点から得策でない」などと欧米諸国との対中共同制裁に反対する方針を明記した文書を作っていたことが、昨年の外交文書公開で明らかになった。人権軽視の姿勢は恥ずかしい。

 

 その後も日本政府は、天安門事件を反省しない中国が国際社会に復帰することを手助けした。

 バイデン米政権は、米中対立を「21世紀における民主主義と専制主義の戦い」と位置付け、人権重視の外交姿勢を示している。欧米諸国はウイグル人弾圧をめぐって対中制裁に乗り出したが、日本政府は加わらなかった。

 これではいけない。菅義偉政権や国会は天安門事件の真相究明とともに、現代中国の人権弾圧を阻む行動に乗り出すべきだ。

 

 

もう…日本人としてこれほど情けないことはありません。

無辜の学生たちが無残にも無差別発砲で殺され、さらに戦車でひき殺された恐ろしい事件…世界が中国政府を非難し経済制裁をしたというのに、当時の日本政府は「天皇訪中」という政治利用をしてまで、殺人者中国共産党を助けたのです!

 

多くの日本国民もこの事を知らないと思いますので、以前にも書いていたことですが、今日、あらためて書き残しておきたいと思います。

 

なぜなら、当時の状況と現在の状況が非常によく似た状況だからです。

今は「中共によるウイグル人ジェノサイド」と「中国による台湾海峡南シナ海東シナ海への侵略」「中国海警法成立」などが国際社会の批判となっていますが、日本にとっても中国の東シナ海への領海侵犯や「海警法」、「中国人による土地買い占め」は脅威となっています。

しかしながら、日本政府は当時同様に「中国批判」は避け、国際社会の科している「中国への経済制裁」には同調していません。

 

日本は当時と同じ轍を踏もうとしているように思えてなりません。

 

当時の政権与党が、日本国民を欺いて「天皇の政治利用」をしたことに、野党も全く批判しなかったのですから、これは自民党だけではなく、当時のサヨク政党にも罪があります。

そして、現在でも野党は中国の人権問題や尖閣領海侵犯への批判は一切持ち出さず、ただただ「審議拒否」で国会をサボっている始末です。

 

【気高く、強く、美しくあれ】

櫻井よしこ

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>なぜ、中国は困っていたのか。その3年前の89年6月、中国では天安門事件が発生した。民主化を求めて天安門に結集した100万人ともいわれる学生や国民を、人民解放軍は夥しい数の戦車を繰り出して弾圧し、多くの人々を殺した。軍隊が自国民を弾圧する中国の姿に国際社会は怒り驚き、経済制裁を科した。

(中略)

中国はさらに、中国がまっとうな国であることを国際社会に印象づけるための外交上の演出を必要としていた。そこで日本の天皇皇后陛下の御訪中を要請したのだだが、そんな目的のために皇室外交が利用されてはならない。日本はきっぱり断るべきだったにもかかわらず了承した。

(中略)

92年に中国が領海法を制定し日本の国益を大いに損ねた時も、親中国派の政治家や官僚らは、天安門事件以来の中国の“苦境”を救うことが大事だと考えた。そして予定どおり天皇御訪中の実現に向けて暗躍した。それに対して自民党内からも、言論界からも当然、反対論が出た。

 しかし、このときになって奇妙なことが起こったのだ。どこからともなく、御訪中は天皇の御意思であるとの情報が流され、御訪中に反対する人々も思わず口を噤む状況が出現した。

 

 実に奇妙なことであり、私はこの件について取材をした。天皇御訪中を実現させたのは宮澤喜一内閣のときだが、誰も陛下から訪中なさりたいなどとの意思表示を受けてはなかったことだ。天皇の政治利用が行われて、御訪中が実現されたのは明らかだった。

以下略

 

社会党政権「村山談話」の時にも、「実に奇妙な仕掛け」がなされていましたね。「実に奇妙なこと」が国会で 起きる時には、必ず「中国政府」が絡んでいることにも要注意です!

 

参考記事:怪しげな「村山談話」が、中韓の「恐喝外交」を促進させた - 姥桜

 

上記の「天皇の政治利用」について、さらに詳細に書いていきたいと思います。

当時の「親中派議員」の暗躍…

 

【蠢く!中国「対日特務工作」㊙ファイル】

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>(前略)

 天安門事件に代表される人権弾圧に反発する西側諸国は、経済面だけではなく、首脳らの訪中をも抑制するなど制裁の幅を広げていた。

 当時の中国指導部にとって、緊急の最重要課題は、このような対中制裁網を突破するために、どこか風穴を開けて、打開策を講じることだった。その外交工作を統括していたのが、外相の銭其琛だった。そしてその突破口として銭が目をつけたのが、92年に国交正常化20周年を迎える日本だったのである。

 

 「日本は中国に制裁を科した西側の連合戦線の中で弱い部分であり、おのずから中国が西側の制裁を打ち破る最も適切な突破口になった」

 

 銭は03年秋、引退後に出版した回顧録『外交十記』で、天皇訪中当時の国際情勢を振り返り、日本を“ターゲット”に選んだ理由を語っている。

(中略)

 渡辺は同年4月、国会の答弁で、中国側から要請があった事実を認めている。

 

「私が訪中したしましたときに、かねてから数回にわたって総理あるいは高貴の方々に対し、またそれに相応する相手の人たちから天皇陛下を20周年という意義のある年にお迎えしたいという要請があったことは事実でありますから『検討します』と言ってきたのですが、いよいよ20周年を迎えた正月ですので、これにつきましては『真剣に検討致します』というお答えをしてきたことは事実でございます」

 

 中国側は事前に、東京の中国大使館を通じて、

「渡辺が外交上の大きな成果を上げて、それを手土産にして次期総理の座を狙いたいという野心がある」との報告を受けていた。

 

 「渡辺外相に天皇訪中というニンジンをぶら下げれば、くいついてくることは間違いない。首脳外交で対日工作をやる」

(中略)

天皇訪中が実現すれば、中日関係の非常に重要な活動になり、中国人民に歓迎されます」

 銭は中山に迫ったが、中山は「自民党内にさまざまな意見がある」と述べて、逃げを打った。2ヵ月後の6月、銭は自らが訪日し、再び中山に天皇の訪中を要請したが、それでも中山の態度は煮え切らなかった。中山が属していた派閥の長で、首相でもある宮沢喜一天皇訪中に慎重な態度をとっていたからだ。

(中略)

 「これには中国と結びつきが深い竹下登・元首相の強い働きかけがあった」

竹下派経世会)に近いある政界関係者は明かす。

 (中略)

 海部という政治家には、中国指導部に対して天皇訪中を約束するだけに実力はまだなかった。首相としての海部を支えたのは、金丸信竹下派の実力者であり、金丸らのバックアップがなければ、海部は何も決められなかったからだ。つまり、海部は単なる竹下派の“操り人形”だったのだ。

 

 しかも、訪中からわずか3ヵ月後の91年10月には、海部は選挙制度改革法案を巡って竹下派の反発を招き、あっさりと辞任に追い込まれた。

 その後任は、当時、竹下派の会長代行だった小沢一郎(現・民主党代表 ※現・立憲民主党)が“面接”して宮澤喜一に決まった。

以下略

 

 

民主党時代の小沢一郎は、再び「天皇の政治利用」をしていますよね。

習近平が来日した際に、日本の慣例を破って「天皇陛下に謁見」させました。

 

つまり、小沢一郎は二度も中国共産党の操り人形として「天皇の政治利用」をしたということです。

 

二度あることは三度ある。

今度は『旧保守党(小沢一郎党首)』のお仲間の二階俊博が政権与党を仕切っていますね。

今度こそ、中国共産党の息の根を止めなければ日本は世界の笑い者になりますよ。

どうする…菅政権!

 

YouTubeで『天安門事件』と検索すれば、沢山の動画が見られます。

その一部

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