中国の「戦狼外交」の結果、チェコ親台湾派政治家が急死 

 

今日もお立ち寄り有難うございます。

テレビなどはコロナ一色で、このような重大な内容の記事は報道しませんね。

日本にとっても、「対岸の火事」では済まされないことなんですけどね。

 

産経新聞2020.5.3

チェコ親台派政治家 急死】

妻「訪台阻止へ中国が脅迫」

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>台湾訪問を予定していたチェコの有力政治家が今年1月に死去したことが、台湾で波紋を広げている。

 死の直前に中国大使館から脅迫を受けていたと、遺族が最近明らかにしたためだ。

 

 政治家は親台湾派として知られたチェコのクベラ上院議長

 2月に訪台すると約束していたが、1月20日心筋梗塞で急死した。72歳だった。

 

 クベラ氏の妻が地元紙などに明らかにしたところでは、中国大使館側は親中派で知られるゼマン・チェコ大統領を通じて訪台中止の圧力をかけたようで、クベラ氏は1月14日にチェコ大統領府に呼ばれた後、ほとんど話さなくなった。

 

 同17日に中国大使館の夕食会に妻と招待された際には、クベラ氏は張建敏・中国大使と別室で約30分間密会。

 その後、ストレスがたまった様子で「大使館から出された食事や飲み物を一切、口にするな」と語った。

 密会では「訪台すれば、張大使が中国に逮捕される」「チェコにビジネス面で最大限の報復をする」とも迫られたという。

 

 遺品からは大統領府と中国大使館からクベラ氏に宛てた手紙2通が見つかり、脅迫めいたことが書かれていたという。

 妻は手紙の一部を地元メディアに公開し、「中国による脅迫が死亡原因」と主張している。

 

 クベラ氏の死去をめぐり、台湾の蔡英文総統は「台湾も国際社会も中国から大きな圧力を受けている、私たちは力を合わせなければならない」とコメント。

 民主進歩党の趙天麟立法委員(国会議員に相当)は「中国は国内の反対者だけではなく、外国人にも冷酷な方法で弾圧している」と話した。

 

中国のお得意中の「脅し工作」ですね。

急死したクベラ上院議長が妻に「中国大使館から出された食事、飲み物を一切、口にするな」と言ったのは、おそらく、中国大使から「そのような脅しの忠告」を受けたのではないかと想像します。

クベラ上院議長の恐怖はそうとう大きなものだったのではないでしょうか。

 

また、「訪台すれば、張大使が中国に逮捕される」と脅しをかけられたようですが…

日本でも、中曽根元首相が「靖国神社参拝中止」を決めたのが、中国側の「“人質”による脅し」でした。

靖国公式参拝は、こうして途絶えた 示唆された黙認、見通しの甘さ、追い詰められる趙紫陽氏: J-CAST ニュース【全文表示】

中国の反発はこの後も収まらず、86年には公式参拝のみならず、参拝そのものの断念に追い込まれる。背景にあるとみられるのが、中曽根氏とは良好な関係にあった胡耀邦総書記の失脚リスクだ。 この懸念を伝える報告書も、「中曽根文書」に含まれていた。

 

 中曽根氏は稲山嘉寛・経団連前会長が日本食品技術総合展示会」への出席名目で86年7月に訪中した際、靖国問題中国側と接触するように頼んでいる。中曽根氏は「正論」2001年9月号のインタビューで、当時の様子を次のように明かしている。

 

 「稲山さんはいろいろ話したんです。帰国する前日の朝6時頃、宿舎に知日家であった二人の要人が来て厳粛深刻な表情で、『靖国公式参拝は是非やめてほしい。そう中曽根総理に伝えて下さい』と、いったんですね。

 そのときに稲山さんは、靖国問題胡耀邦総書記の進退に影響が出そうだという暗示を受けた。

(中略) 

胡耀邦さんと私とは非常に仲が良かった。兄弟分みたいな関係にあった。そこで私が参拝すると、胡耀邦総書記追い落としの原因をつくったようなことになるかもしれない。

 それで胡耀邦さんを守らなければいけないと思った。それもあってやめたんです」

中国は対象となる人物の家族や親友などの「身の危険」を暗示させて(脅し)、 「中国の都合のいいように」行動させるわけです。

中国側が日本の経団連自民党の支持母体)を使って、中曽根元総理靖国参拝中止をさせようとするところなどは、相手の事情(弱い部分)を突いていますね。

自民党政権が「中国寄り」になるのは、自民党の支持母体の「経団連」のせいでもあると思います。

中国に進出した企業がどれほど搾取されているのか…経団連は日本企業を守る気などさらさらなく、また、国家感なども持ち合わせていないんでしょうね。

経団連も「中国のポチ」なんだろうね。

 

チェコといえば…3月に病院がサイバー攻撃に遭いました。

東洋経済 2020.3.22

【コロナ対応のチェコ病院でサイバー攻撃の衝撃】

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>また、新型コロナウイルス検査を行っているチェコの病院が、サイバー攻撃のためITネットワークをシャットダウンし、急患を近所の病院に移送せざるをえなくなるという事態も3月中旬に発生した。

(中略)

チェコで2番目に大きい病院で起きたこと

 新型コロナウイルス感染拡大に鑑み、チェコ政府も3月12日に非常事態世円減を出した。その直後の3月14日午前2時に、チェコ第2の都市ブルノにあるブルノ大学病院がサイバー攻撃を受け、ITネットワークのシャットダウンが余儀なくされた。

 この病院はチェコで2番目に大きく、同国で新型コロナウイルス感染拡大が始まって以来、毎日20件の検査を受けてきた。 新型コロナウイルス感染患者も入院している。

 

 その日の午前5時、「サイバーセキュリティのため、職員は全員コンピューターをすべてシャットダウンしてください」と病院の構内放送が突如として流れ始めた。 サイバーセキュリティを含むIT問題を報じている米オンラインメディアZDNetが報じた。

放送は30分おきに続いた。 午前8時になると、今度は別の構内放送が流れ、手術がすべてキャンセルになったと通知されたという。急患は近くの病院に転送された。

 

 ブルノ大学病院がサイバー攻撃直後に明らかにした情報によると、重要な医療システムの一部は機能しているものの、そのシステムからデーターベースに情報を移せなくなっていると明らかにした。

(中略)

 このサイバー攻撃がどのような手口で行われたかについては、現時点では不明である。チェコの英字新聞プラハ・モーニングでは、身代金要求型ウイルス(ランサムウェア)の可能性を示唆したうえで、詳細はまだわからないと報じた。

(中略)

 2019年に身代金要求型ウイルスの被害を受けたチェコの病院は、全体の2割に上っている。手術を延期し、新しい患者の受け入れを断らざるを得なくなった病院も出た。

 

■今後の注意点

 新型コロナウイルス感染拡大に関連して報じられたサイバー攻撃は、金銭目的のサイバー犯罪や政府の機密情報を狙った活動が主であった。

 日本でも、マスクの無料送付をうたったなりすましメールや偽のショートメッセージが2月上旬から出回っていると報じられている。

(中略)

 チェック・ポイント社によると、中国の攻撃者がモンゴル外務省を装ったなりすましメールをモンゴル政府機関に送り、サイバー攻撃を仕掛けていた。

以下略

 

サイバー攻撃」というと、ほとんどが「中国」から。

「中国人」といいますけど、中国では「サイバー軍(中国電子戦部隊:中国人民解放軍61398部隊)」というのがありますので、組織的なものです。

 

「なぜ、チェコに被害が集中するのか?」と疑問がありますが…

どうも、中国はチェコから嫌われていたようなんです。

「一帯一路」で欧州を配下に置こうと目論む中国からしたら「報復対象国」でもあるんですね。

 

産経新聞2020.1.23

プラハ市長「中国信頼できぬ」】

【北京と姉妹都市解消 台北と締結

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中欧チェコの首都プラハのズデニェク・フジブ市長(38)=写真(三井美奈撮影)=が21日、産経新聞の単独取材に応じ、北京と姉妹都市協定を解消して、今月13日に台北と協定を結んだ経緯を明かした。

 「中国側は信頼できるパートナーではなかった」と述べ、対中不信をあらわにした。

 

 プラハと北京の協定は2016年に締結され、「一つの中国」原則の順守を記す条項が含まれていた。 フジブ氏が昨年1月、「市協定に政治を持ち込むのは不適切」とし、条項削除を求めたのが対立の発端だ。

 

 フジブ氏は「私は16年、野党メンバーとして協定に反対した。北京に協定の再交渉を求めたのは、18年に発足した市議会の決議を受けた措置だ」と強調した。

 北京は再交渉の要請を拒否した。 電子メールや書簡の問い合わせに返事をしなくなり、昨年に予定されたプラハ交響楽団の中国ツアーを一方的に中止した。フジブ氏は「まるで子供のいじめだ」と批判し、「話し合いもできないパートナー関係では意味がない」として協定解消を決めた。

 

 チェコは中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に協力する覚書の調印国だ。

中国重視の外交を続けてきたが、フジブ氏が北京との関係解消を外務省に相談すると、「姉妹都市は市政が決めること」との返答で、介入しなかった。

 チェコ側が期待した中国からの巨額投資が実現しなかったことなどが背景にあるとみられる。 フジブ氏は「国民の中国観は変わった」という。

 

 台北との協定締結は昨年3月、フジブ氏が訪台し、蔡英文総統らと会談したのが契機に。 医師出身のフジブ氏は15年前、台湾で2ヵ月研修した。「台北とは人口規模が近く、住宅、環境など重視する政策も同じ。今月の台湾の民主選挙はわれわれと価値観を共有することを示した」と訴えた。

 

 プラハ台北と協定を結んだ後、上海もプラハとの協力関係の解消を発表した。

中国側は「悪い影響を招く」と警告しており、中国人観光客の減少も予想されるが、フジブ氏は「現在は観光客の増え過ぎが問題になっている。減るのは治安や衛生面でよいこと」と意に介さない

 

<発言詳報>

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>――中国側の報復は

 上海はプラハとの友好都市関係を解消した。広州市とも関係を結んでいるが、何も言ってこない。上海、広州との協定には「一つの中国」原則の記載はない。

 プラハの観光客は年間800万人のうち中国からは約62万人。

プラハは現在、観光客の増えすぎが問題になっており、減ることは治安や衛生面でよいかもしれない。観光税は市の収入にならず、関係ない。

 

 ――チェコで中台対立は

 昨年春、チェコ政府の経済会合に台湾代表が招かれた。駐プラハ中国大使が「退場させろ」と抗議し、政府はやむなく従った。

 プラハ市恒例の外交団との懇親会でも、中国大使は同じ抗議をしたが、私が「私の客です」と応じると、彼は退席した。

 

 ――中国をどう見るか

 私は医師として、中国の「臓器狩り」疑惑を許せない。チェコ国会や欧州連合EU)の欧州議会でも懸念が示されている

 チェコでは、自治体がチベット旗を掲揚する伝統がある。 チベットの文化、自決権への要求を支持するためだ。

 民主化の指導者だったハベル元大統領とダライ・ラマは深い友情で結ばれ、後継者は伝統を引き継いだ。 チェコハプスブルク帝国以来、自決権を求めてきたから、思いは強い。

 

 ――チェコ国民の反応は

 ゼマン大統領の対中接近にもかかわらず、中国投資の約束は実現されず、国民の中国観か変わった。

 18年、チェコ情報当局が中国のサイバー攻撃によるスパイ活動に警告を鳴らしたこともある。

 

日本の政治家にもチェコプラハ市長の発言と英断を知って欲しいものです。

「中国人観光客」「在日中国人増加」で、日本の秩序が乱れてきています。

中国人観光客の傍若無人な振る舞い、在日中国人の犯罪増加…

日本政府は、これでもかこれでもかというように、中国人受け入れを行っています。

日本国民の多くが「迷惑」を感じているにもかかわらず、中国マネーに目が眩んだ日本政府や自治体は「中国様々」の対応。

 

今回の日本のコロナ禍も、「中国人観光客受け入れ」をいつまでも続けさせていた日本政府の責任でもあると思います。

    ⇓

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千葉県で最初の感染者は「中国・武漢市」出身者でした。

 

北海道は…東京都内の知人宅に宿泊していた「中国・武漢市」出身の女性が北海道に観光で訪れていました。

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東京都でも最初の感染者は「中国・武漢市」出身者です。

これでも、日本政府は「中国からの渡日者」を受け入れ続けていたのです!

 

 

「台湾」は戦前、「大日本帝国の一員」だった国です。

「台湾」こそが、「日本と同盟国」でなければならない国です。

「台湾」と何の因果関係もなかった「チェコプラハ市」が「北京との姉妹都市解消・台北との締結」をやってのけたというのに…

 

東京都などはまるで「北京のポチ」のように、北京から要請があれば、都の備蓄していた防護服やマスクまで献上するという有様。

何の利益も生み出さない(むしろ害悪の)「日中友好」と中国詣する政治家たち。

 

「軍事侵略」「民族浄化(民族抹殺)」「臓器狩り」…およそ「民主主義」とはほど遠い、「人権無視」のホロコーストを行っている中国の元首:習近平を「国賓」として日本に招こうとする日本政府。

天皇の政治利用」をまたやろうとする日本政府。

 

しかし、その安倍政権を批判する野党の主張が…

日本を中国に侵略され易いように「憲法9条を守れ」「在日米軍を撤退させろ」「日米安保反対」などとアジる日本のクソ野党!

 

日本人(特に政治家や左翼メディア)は、チェコの爪の垢を煎じて飲んでいただきたい!

 

さて、今回のチェコ親台湾派政治家が急死した記事で戦前のたて続きに起こった「親日派政治家暗殺事件」「日本の政治家暗殺事件」「在満日本軍関係者、警察官暗殺事件」や、親中派議員周辺の人物の「不審死」がふっと頭をよぎりました。

これは途方もなく長くなる話なので、またの機会に小出ししながらで書いていきたいと思います。

 

 最後までお読みくださいまして有難うございました。

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