気候変動と人権でドツボに嵌る米国:人権最優先の日本の京セラ⑤

今日もお立ち寄り有難うございます。

 

やはり…米国民主党バイデン政権では米国が衰退してしまいますね。

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産経新聞 令和3年(2021)4月28日

【米温暖化対策 影落とす人権】

太陽光パネル 原材料ウイグル産】

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>気候変動対策に向けた再生可能エネルギーで切り札の一つとされる太陽光発電に、難題が浮上した。バイデン米政権が少数民族ウイグル族に対する人権侵害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と指摘している中国の新疆ウイグル自治区は、太陽光発電パネルに不可欠な材料の一大供給源だったからだ。

 一方で、バイデン政権は「気候変動対策の推進」も重要政策に掲げており、人権保護と環境保全の間で揺れている。

 

 この材料は、太陽光を電流に変換する「セル」と呼ばれる部分を製造するのに不可欠なポリシリコンだ。世界のポリシリコン生産量は、同自治区など中国が約5割を占める。

 

 ただ、中国の人権状況を監視している米議会の超党派組織、「中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会」(CECC)が、ウイグル族への人権侵害との関連に疑念を呈し始めた。

(中略)

 ブルームバーグ通信によると、最大の労組「米労働総同盟産別会議」(AFL・CIO)のトラムカ議長も、ブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に対し、同自治区で生産された太陽光関連製品の輸入禁止を求める書簡を送った。

 

 こうした事態を受けてSEIAは加盟企業に、同自治区をポリシリコンの調達網から外すことなどを要請した。 しかし、中国の国外で、安定した代替供給源を探すのは容易ではない。

 加えて、自治区のポリシリコン工場は、二酸化炭素を大量に排出する石炭火力発電で稼働しているとされ、温室ガスの排出削減を進めたいバイデン政権はここにも目を光らせねばならない。日欧などの太陽光発電ビジネスにも波及する懸念があり、バイデン政権の対応が注目される。

 

 米国家安全保障会議NSC)報道官は、産経新聞の取材に対し「太陽光パネルを含むすべての業界に対し、新疆ウイグル自治区などでの強制労働で作られた製品を調達しないようにしている」と強調した。

 

さらに、資源大国の米国が「脱炭素」などしたら、資源が売れなくなるばかりか、失業者が大量に増えるってことなのよ。

 

「脱炭素」は、中国の独り勝ちを許したようなもの。

そもそも、中国は最初から「脱炭素」なんかする気なんてサラサラないんだから。

中国は、世界第二位の経済大国の先進国でありながら、「発展途上国」の立ち位置になり、二酸化炭素排出国として責任を問われることを免除されているんです。

気候変動を推進したバイデン政権VS中国…

そりゃあ、ダントツ「中国有利」ってことですよね。

中国は「脱炭素」など何も努力する必要がなく、「太陽光パネル」でぼろ儲けするんだから。

 

だからね…トランプさんは「不平等なパリ協定」から離脱したのよ。

米国や日本のメディアは「気まぐれで我儘なトランプ」というイメージで、トランプ叩きと中国擁護の記事を出しまくっていましたが…

 

それにしても、「オバマ政権」の時に、中国に裏切られ孤立したというのに、当時の副大統領だったバイデンさんは何も学んでいませんね。

中国を甘くみちゃあいけませんよ。

共産主義国」に「民主主義」を求めるのは甘いです。

悪巧みにかけては、中国の右に出る国はないと思うよ。

 

 

揺れる米バイデン政権とは違い、ハッキリと「人権最優先」を採った日本の「京セラ」の事をご紹介します。

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産経新聞令和3年(2021)4月28日

【京セラ 中国の調達先切り替えへ】

ウイグル族強制労働指摘で】

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>日本企業がウイグル族の強制労働に関与した可能性がある中国企業と取引したと指摘された問題で、京セラは27日、中国とタイの現地法人3社がこの中国企業の親会社と取引があり、調達先の切り替えなど取引停止を検討していることを明らかにした。

 実際に強制労働があったかどうかは直接確認できないとしている。

 

 同日、オンラインで開催した決算記者会見に出席した谷本秀夫社長は「基本的な考え方としては人権が最優先事項。調達先を切り替える方向で検討している」とした。

 

 京セラによると、液晶ディスプレーの製造工場を運営する中国の現地法人2社とタイの現地法人1社が、中国企業の親会社から部材を調達、中国の現地法人2社のうち1社は調達先の切り替えなど取引停止を含めて対応を検討しており、もう1社は業績不振のため11月以降に清算する方針。 タイの1社については部材の現地調達への切り替えを進めている。

 

 

「取引停止を含めて」ということで、京セラの方向性はすでに決定したような感じに見受けられますね。

 

京セラ社長の言葉で、戦時中にユダヤ難民救出をした杉浦千畝領事館、樋口季一郎中将や上司の東条英樹参謀長の話を思い出しました。

 

参考記事:ユダヤ難民を救った樋口中将と上司の東条英樹参謀長 - 姥桜

 

また、戦前日本は、国連に「人種差別撤廃」を求めて、欧米列強から「有色人種のくせに」とばかりに激しい抵抗と批判を受け、孤立化し…国連脱退をせざるを得なくなりました。

当時の日本国民は「国連脱退」を当然として受け止めました。

当時の日本人の矜持をみる思いがします。

私は、そんな戦前の「大日本帝国」を誇りに思っています。

 

日本は昔から「人権最優先」の国だったと思います。

京セラ社長には、そんな「日本人魂」が受け継がれていると思います。

少し大げさと思われそうですが、京セラ社長の「人権が最優先事項」と発言したことに感動しました。

 

 

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