昭和12年7月29日は「通州事件」が勃発した日

 今日もお立ち寄り有難うございます。

 

 85年前の「通州(現在:北京市)」で起きた中国国民党軍と中国の保安隊や学生たちによる日本人への大虐殺が起きた事件を「通州事件」と言います。

 中国共産党日本共産党などの宣伝している「南京大虐殺」のモデルとなった事件です。 実際、中国共産党が“証拠写真”としているのは、「済南事件」や「通州事件」の日本人犠牲者を中国人犠牲者のように加工したものです。

 

 この通州事件については以前の記事を参考にしていただきたいと思います。

参考記事:鬼畜ごときの通州事件(1) - 姥桜

参考記事:鬼畜のごときの通州事件(2) - 姥桜

参考記事:鬼畜のごときの通州事件(3) - 姥桜

 

YouTubeでも結構取り上げられているのですが、規制がかかったものが多いです。

日本ではなぜかこの事件(中国軍による日本人居留民の虐殺)はタブーとされていて、教科書にも載っておりません。どうやら、日本の歴史教科書は“中国共産党仕様”になっているようです。

 

www.youtube.com

 

 さて、それではなぜこの当時、日本人大虐殺が相次いでいたのでしょうか?

このような悲惨な事件が相次いだ背景と黒幕の正体をみてみたいと思います。

 

『中国の戦争宣伝の内幕 日中戦争の真実』

フレデリック・ヴィンセント・ウイリアムズ著

>第二章

 西安事件と頻発する日本人虐殺事件

 

西安事件の真相

 蒋介石中国共産党に監禁されたが、その共産党ソビエト共産党にそそのかされていた。日本によって満州から放逐されたために、満州人が有頂天になった張学良が監禁者として紙面に登場した。

 彼は赤く染まっていた。 共産主義は日本と敵対している。彼は彼の国とロシアの双方を天秤に入れて共産主義に賭けたのだ。ロシアは日本と戦争をするかもしれない、そうすると満州とその掠奪品が戻ってくるかもしれないと。

 満州は彼にも彼の親父にも、豊かな稔をもたらしてくれたところだった。私兵はまだ手元にあった。苦力たちを犠牲にして彼は多くの妾と阿片に浸りながら、帝国君主のような暮らしをしていた。

 捨て犬、流浪者のようだった彼が蒋介石と戦い、ひそかに中国とロシア共産党との和平を実現していた。彼らにとっては日中間の宣戦布告なき戦争をこれほど早く実現させた大殊勲者なのだ。

 

 西安事件を世界が驚異の目で見守っていた。総統の妻とそのファミリーは怒りに震え、軍司令官たちが爪を噛みつつも平和を維持し、どうすべきか事態を見守っていた。中国ロシア双方の共産主義たちは彼らの計画を蒋介石に突きつけ、諾否、好悪を問うていた。

 

 まさに大胆なサイコロが投げ込まれたのだ。アジアの運命と利害を国際的陰謀の中に放り込んだのだ。

 

 蒋介石は驚いて夜の闇の窓の外に飛び降りた。寝巻のままだった。飛び降りたときに入れ歯を落とした。背中も怪我した。全く惨めなままに誘拐者の前に引きずられていった。

 彼は誘拐されたのは幸運で救われたのだ、そしてごく丁重な中国的もてなしをうけるだろうと言われた。彼は籠の中に首を入れて帰るか(つまり首を切られることだ)、政府の方針をソビエト寄りに変更して日本との戦争の約束をするか、選択を迫られた。そこには蒋介石政府と公然たる軍事同盟を結び、共に戦うことが記されていた。

(中略)

 張学良と一緒にいたロシアの代表者は、この会合が延期されないように、蒋介石にドイツに訓練された彼の私兵を使って時をおかず、偶発的に日本と戦争に入ることを主張した。

(中略)

 さあ、中国では若い共産党員が、蒋介石が誘拐されてソビエトのコントロール下に置かれ、日本との戦争に同意したという西安とモスクワからのニュースを歓迎していた。

(中略)

 南京政府は彼ら数千名を数える若い共産主義者やモスクワの赤軍宣伝大学で訓練と教育を受けた数百名に、実際の戦争の代わりに、さらに一層大衆に反日キャンペーンをするように求め、結局は始まることになる日本との戦争に備えるように説得した。

 

 しかし若い共産主義者は血が熱く敵意に燃えていた。すぐさま戦争を要求した軍閥の大軍隊が行進し教練をやっている。

 (中略)

 実行するのは簡単だった。中国には他国の人々と共に、万を数える日本国民が住んでいた。そのほとんどが孤立していた。中国人の町に妻や子と一緒に市民として暮らしていた。軍隊に保護もされていなかった。商人や貿易業者は近づきやすく、逃げるのも簡単だ。中国では外国人が殺され続けてきた。目新しいことではなかった。再び起きてもおかしくない。

 おまけに日本人の男や女、子供たちは他の国から人気が悪くなっていた。モスクワやヨーロッパのある国々による熟練したプロパガンダのためである。

 その中に特に一国は中国に利害関係があり、日本の商業的台頭を恐れていたのだ。

 

 他の国民は後で始末してやる。中国共産党はまず日本人を血祭りに挙げることに決めた。もし日本人が二三千名殺されたとして、誰が対応するのだ。虐殺は日本を激昂させるだろう。自国民を殺されて行動を起こさない国はない。面目は立たない。日本人虐殺は日本との戦争となるだろう。蒋介石も戦わざるを得なくなる。

 

 そしてまた、蒋介石は南京で新たに軍隊を狂熱的に作り直そうとしていた。そしてこれによって中国中にさらに大きなスケールでの日本人男女、子供の虐殺が始まることになった。これには朝鮮人も含まれる。

 防衛方法を持たない無辜の日本人たちは、家で、店で屠殺され、町や村の街路で暴徒に殺された。数えきれない多数の日本人、朝鮮人たちがこうして死んだ。孤立したコミニュティで殺されていく。

 

 ■通州事件

 私が住んでいた北支の百五十マイル以内のところに、二百名の男女、子供たちが住んでいたが、共産主義者によって殺された。二十数名はほんの子供のような少女だった。家から連れ出され、焼いたワイヤーで喉をつながれて、村の通りに生きたまま吊り下げられていた。空中にぶらぶらされる拷問である。共産党員は野蛮人のように遠吠えしながら、揺れる身体を銃弾で穴だらけにした。

 

 日本人の友人であるかのように警護者の振りをしていた中国兵による通州の日本人男女、子供らの虐殺は、古代から現代まで見渡して最悪の集団屠殺として歴史に記録されるだろう。

 それは1937年7月29日の明け方から始まった。そして一日中続いた。日本人の男、女、子供は野獣のような中国兵によって追い詰められていった。家から連れ出され、女子供はこの兵隊ギャングどもに襲い掛かられた。それから男たちと共にゆっくり拷問にかけられた。ひどいことには手足を切断され、彼らの同国人が彼らを発見したときには、ほとんどの場合、男女の区別も付かなかった。多くの場合、死んだ犠牲者は池の中に投げ込まれていた。水は彼らの血で赤く染まっていた。何時間も女子供の悲鳴が家々から聞こえた。中国兵が強姦し、拷問をかけていたのだ。

 

 これは通州のことである。

(中略)犯され殺された者の多くは子供であった。この不幸なおびただしい日本人の犠牲者たちは暴行が始まって24時間以内に死んだのだが、責め苦の中で死んでいったのだ。中国人たちは焼けたワイヤーを鼻から喉へと通し、両耳を叩いて鼓膜を破り、彼らの「助けてくれ」との叫びを聞こえさせなくさせた。目玉を抉り出し、自分の拷問者を見られなくした。

(中略)

 セオドア・ルーズベルト・ジュニア夫人は中国から帰ってきて、『サタデー・イヴニング・ポスト』(1937年10月21日号)に、中国人の品行問題について、啓発的意見を述べている。

(以下略)

 日本人虐殺は続いていた。掠奪、殺人が継続した。そして盧溝橋で日本軍が銃殺された。中国共産党がこれをやった。火をつけて引火させたのだ。というのも日本軍の軍服は天皇を象徴する聖なるもので、日本人は深く永遠なる愛で天皇を仰慕していたからだ。

 つまり心の中にある火が大きく燃え上がったのだ。

(中略)

 中国共産党蒋介石を日本と戦わせようとし、戦争に引きずり込んだ。思ったとおりになった。しかし北京の市民はこれらの共産主義に抵抗した。町が共産主義に乗っ取られたならば、南京に服従しなければいけないし、反日軍閥に救いを求めねばならない羽目になるのだ。

(以下略)

 

※張学良は張作霖の息子ですが、かなり評判の悪いヤクザ的な人物です。

参考記事:『張作霖爆殺事件』の不都合な真実 - 姥桜

   ↑

 つまり、モスクワ(ソ連)と中国共産党が、満州にいる馬賊の張学良に蒋介石を軟禁させて「蒋介石と日本との戦争をするように強要し」、中国共産党が「日本にも戦争をさせるように、日本人居留民や日本軍の殺害繰り返した」ということだったようです。

 

 元中国共産党員だったユン・チアン女史も『マオ・誰も知らなかった毛沢東』の著書の中で同様のことを書いていますね。そして、「毛沢東南京大虐殺のことは一言も触れていない」と書いています。

 

 そりゃあそうだ! 一連の日本人大虐殺は中国共産党がやっていたことだし、日本軍殺害も中国共産党がやっていたことだもの。

 しかし、戦後の中国共産党は、日本軍が中国人を虐殺したという「南京大虐殺」に話をすり替えたわけですね。

 

 今でも中国や韓国では教科書などで教えられていますが、日本でも日本共産党中国共産党プロパガンダを垂れ流して反日活動を展開していますよね。

 

 当時、日本共産党ソ連中国共産党とも通じていたはずなので、「通州事件」のことを知らないとは思えません(ただし、現在の党員は脳みそがスカスカなので正しい歴史を知らないかも)。

 

日本共産党機関紙『赤旗

www.jcp.or.jp

 日本共産党中国共産党プロパガンダを恥ずかしげもなく垂れ流していますね。

日本共産党員に「通州事件」のことを知っているかどうか尋ねてみたいものだと思います。

こんな外国政府の分子政党が日本の政界に入っていること自体が血税の無駄だし、安全保障上の問題だと思うのですが…

早く「スパイ防止法」を制定して欲しいと思います。

 

 

 ここであらためて犠牲者の冥福をお祈りいたします(合掌)。

 

最後までお読みくださいまして有難うございます。

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